海外製品を日本市場に流通させるためには、単に通関手続きを済ませるだけではなく、製品が日本の法令や技術基準に適合しているかを確認し、必要に応じた認証や表示対応を行う必要があります。
特にPSEや技適、食品衛生法などの制度は、対象製品や用途によって適用の有無が異なり、正確な判断が不可欠です。
当社では製品の用途や構造、輸入の背景まで丁寧にヒアリングを行い、どの制度にどのように対応すべきかを明確に整理したうえで実務的なコンサルティングと必要な手続き支援をご提供しています。
ビジネスコンサルティング
製品分類と該当制度の確認
まずは輸入を予定している製品が日本国内で販売できるかどうかを確認するために、製品の機能や構造、使用環境などをヒアリングし、該当する法令(PSE・PSC・食品衛生法など)の整理を行います。
法令対応と申請戦略の設計
複数の制度にまたがる場合や、認証が義務か任意かが判断しにくいケースでも、制度の概要と実務的な影響をわかりやすくご説明し、適切な対応方法や進め方をご提案します。
書類整備・通関サポート
輸入時に求められるインボイス・製品仕様書・技術資料・成分表などの必要書類について、求められる形式や内容の整備をサポートし、税関でのトラブル回避や認証取得との連携を図ります。
海外メーカーとの調整支援
技術資料の取得や証明書の確認、仕様変更の必要性など、現地メーカーとのやり取りが発生する場合も多くあります。当社では必要に応じてコミュニケーションや資料翻訳のご相談にも対応可能です。
認証取得プロセスとの連携
輸入後すぐに販売開始できるよう、認証の申請タイミングや試験機関との調整も視野に入れたスケジュール設計をご提案し、他の認証サポートと並行してご相談いただくことが可能です。
よくあるご相談
- Q海外製品を仕入れたいが、日本で販売できるかどうか判断がつかない
- A
製品の仕様や構造、使用環境などをもとに、必要な認証や表示義務の有無を整理し、販売の可否を明確にご案内いたします。
- Q技適やPSEなど、どの制度が必要なのかよくわからない
- A
各制度の対象範囲と該当条件を確認し、製品に必要な認証をわかりやすく説明いたします。制度の重複や不要な対応も防げます。
- Q輸入の流れと認証手続きの関係が複雑で、整理できない
- A
輸入から販売までの流れを時系列で整理し、必要な手続きを段階ごとにご説明します。優先順位や並行対応のご提案も可能です。
- Q海外メーカーが資料を出してくれない/どう頼めばいいかわからない
- A
必要な資料の内容や形式を明確にし、依頼時の文面や依頼先の選定までサポート可能です。翻訳が必要な場合もご相談ください。
- Q通関時に止められた経験があり、再発を避けたい
- A
事前にインボイスや製品仕様を確認し、リスクのある表記や申告ミスがないかをチェックいたします。過去の経緯も踏まえて対策をご提案します。
ご相談について
製品の用途や仕様、輸入経路によって必要な対応は大きく異なるため、輸入に関するご相談は内容に応じた個別の確認が重要です。
「まだ検討中」「書類がそろっていない」といった段階でも問題ありませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください。制度面と実務面の両方から、お客様のビジネスがスムーズに立ち上がるよう丁寧にサポートいたします。